本焚き


荒焚釜から、さらにろ過器に通して不純物を取り除き本焚釜に入れて3日~4日かけてゆっくり焚きあげるのが本焚きです。釜の中で水面がぶくぶくとボール状で火山の溶岩が噴出したような大きな泡が出てきたら火を止めます。塩分濃度30%以上まで焚きあげると「にがり成分」が出始めます。当社では、海水中の「にがり成分」を取り出しながらも、海水成分すべてを結晶化しないように母液状態で煮詰め作業を止めます。
一日、釜の中で母液ごと熟成させることで母液の中の豊富なマグネシウム・カリウムなどのミネラルが結晶化した塩を包みこみ、しっかりした整ったより良い塩の結晶に仕上げています。
揚げ浜式塩田での塩づくりのご紹介

手間暇かけた独自の製法

北からの甘みのある潮と、南からの辛い潮がぶつかり合う能登の海水を、昔ながらの製法で砂の表面に撒き、太陽と潮風で乾燥させ丹念に炊き上げた、後味まろやかな旨みが特徴の海塩です。精製塩に比べて食塩相当量が低くマグネシウムやカリウムが豊富で味に違いがある和塩に仕上げました。


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